IronPythonを使う場合

概要

ScenarioModにて、テキストスクリプトを利用するには、Lua以外ではどのような候補があるでしょうか。
実はC++/CLIでは、ほぼ全ての組み込み型のスクリプト言語を利用できますが、
その中で、今回は、IronPythonという言語に注目しましょう。

(ここに記載されている情報は、2016/01/10 IronPython 2.7.6.0でのものとなります)

IronPythonとは

IronPythonは、.NET FrameWorkの持つ豊富なクラスライブラリを
Pythonの文法でシームレスに利用できるようにしたPython系言語の1つです。

Pythonは「汎用目的スクリプト言語」としては世界で一番人気のある言語であり、
その中でもIronPythonは、MicrosoftのVisual Studioで「正式にサポートされている」数少ない言語の1つです。

また、IronPythonのソースコードは、各種の文字コード(UTF-8やShiftJIS)に対応しているため、
天翔記本体やScenarioModの文字コードがSfhitJISであることと相性が良いのです。
ソースコードが文字列の変換の嵐になることを回避できるためです。

このような点から、IronPythonは、有力な候補と言えます。

ダウンロード

こちらは当サイトが提供するIronPythonModとなります。

このファイルは、IronPythonを他言語から利用するにあたって必要なDLL群を「1つのDLLにまとめた」ものとなります。

更新日 2016/02/07
IronPythonMod for .NET 4.0 ANYCPU
IronPythonModは合体DLLこのファイル1つがあれば、C#やC++/CLIやVB.net等からIronPythonが利用可能です。
例えば、IronPython本体がインストールされていない環境でも、このIronPythonMod.dllだけあれば問題ありません。

動作環境

NET FrameWork 4.0 ~ 4.8