最終更新日 2025-02-18

VisualStudio のインストール

概要

ここでは、ScenarioModをさわる前段階として、Visual Studioのインストール時の留意点が記載されています。

前準備

Visual C++ をインストールしていない人は、この段階で、Visual C++ をインストールすること。
ScenarioModのコンパイルは、Visual Studio 2013 ~ Visual Studio 2022 で可能です。

Visual Studio 2013 の場合

Visual Studio Community 2013を 普通にインストールすればOKです。
日本語化する際には、Visual Studio 2013 Language Pack を利用してください。

TOOLのOPTIONから以下のような設定で日本語を選択すれば日本語化されます。
以降、起動時に言語パックのエラーが出るかと思いますが、気にする必要はありません。

Visual Studio 2013のオプション画面で日本語を選択している様子。


また、Visual Studio 2013はインストールだけしておけばよく、実際にこの古いバージョンを利用する必要はありません
(ScenarioModに関して言えば、VS2013は必須ではありません。より新しいVS2019やVS2022だけでもOKです)
例えば、同じPCに Visual Studio Community 2019 など「新しいバージョン」もインストールして、そちらを起動して利用するようにしましょう。
(2013のライブラリやコンパイラを利用しつつ、環境は2019を利用する)

Visual Studio 2015 の場合

C++を使う準備Visual Studio Community 2015など、一部バージョンでは、 インストールした状態のままでは、C++が使えません。
ファイル→新規作成→プロジェクトなどから「Visual C++ 2015 Tools for Windows Desktop」をインストールしてください。

Visual Studio 2015でC++ツールをインストールするためのプロジェクト新規作成画面。

インストール後、ScenarioModの.slnを起動し、プラットフォームツールセットとして Visual Studio 2015 を選択しましょう。

プロジェクトプロパティのプラットフォームツールセット選択画面。

Visual Studio 2015でのプラットフォームツールセットのドロップダウンメニュー選択箇所。

Visual Studio 2017 の場合

C++を使う準備Visual Studio Community 2017では インストールした状態のままでは、C++が使えません。
インストール時に
  • C++のデスクトップ
  • .NETデスクトップ
  • C++/CLI
  • Windows 8.1 SDK
  • グラフィックツール Windows 8.1 SDK
などを使えるオプションを選択し、インストールしてください。

Visual Studio 2017 インストーラーの「デスクトップ開発(C++)」ワークロード選択画面。

Visual Studio 2017 インストーラーの詳細オプション(C++/CLI、Windows 8.1 SDK等)の選択画面。

Visual Studio 2017でのプラットフォームツールセット選択画面。

インストール後、ScenarioModの.slnを起動し、プラットフォームツールセットとして Visual Studio 2017 を選択しましょう。

プロジェクトプロパティのプラットフォームツールセット選択画面。

Windows SDK は 迷うのであれば、8.1を指定してください。
Windows 10 SDKを利用する場合、「10.0.17763.0」以下である必要があります。
このバージョンより「大きな」バージョンのWindows 10 SDKではコンパイルできません。

(アライメントオプションの/Zp1が邪魔をしているが、このオプションはScenarioModでは必須)

プロジェクトのプロパティでWindows SDK バージョンに8.1を指定している画面。

Visual Studio 2019 の場合

C++を使う準備Visual Studio Community 2019では インストールした状態のままでは、C++が使えません。
インストール時に
  • C++のデスクトップ
  • .NETデスクトップ
  • C++/CLI v142 ビルドツール用 サポート(最新)
  • Windows 10.0.17763.0 SDK (かならず「この10.0.17763.0のバージョン」にもチェックをいれてください。)

    Visual Studio 2019 インストーラーでWindows 10 SDK 10.0.17763.0を選択している様子。

などを使えるオプションを選択し、インストールしてください。

Visual Studio 2019/2022 インストーラーの「C++によるデスクトップ開発」ワークロード選択画面。

Visual Studio 2019 インストーラーの「C++/CLI v142 ビルドツール」の選択箇所。

Visual Studio 2019 インストーラーでWindows 10 SDK 10.0.17763.0を選択している様子。

インストール後、ScenarioModの.slnを起動し、プラットフォームツールセットとして Visual Studio 2019 を選択しましょう。

ターゲットプラットフォームには、「10.0.17763.0」を選択するのが良いでしょう。

プロジェクトプロパティのプラットフォームツールセット選択画面。

Visual Studio 2019でのプラットフォームツールセット(v142)選択画面。

これより新しい「10.0.19041.0」などを選択すると、コンパイルできないので注意。
(アライメントオプションの/Zp1が邪魔をしているが、このオプションはScenarioModでは必須)

Windows 10 SDK バージョンの不一致によるエラー警告例の表示画面。

Visual Studio 2022 の場合

C++を使う準備Visual Studio Community 2022では インストールした状態のままでは、C++が使えません。
インストール時に
  • C++のデスクトップ
  • .NETデスクトップ

    Visual Studio 2019/2022 インストーラーの「C++によるデスクトップ開発」ワークロード選択画面。

  • C++/CLI v143 ビルドツール用 サポート(最新)

    「個別のコンポーネント」から選択してチェックを入れてください。

などを使えるオプションを選択し、インストールしてください。

  • Windows 10 SDK 10.0.17763.0
    Visual Studio 2022にとっては、Windows 10 SDK の少し古いバージョンの追加インストール必要となります。
    Windows SDK アーカイブ」の
    「Windows 10 SDK 1809 (10.0.17763.0) 」をインストールしてください。


インストール後、ScenarioModの.slnを起動し、プラットフォームツールセットとして Visual Studio 2022 を選択しましょう。

ターゲットプラットフォームには、「10.0.17763.0」を選択してください。

プロジェクトプロパティのプラットフォームツールセット選択画面。

Visual Studio 2022でのプラットフォームツールセット(v143)選択画面。

これより新しい「10.0.19041.0」などを選択すると、コンパイルできないので注意。
(アライメントオプションの/Zp1が邪魔をしているが、このオプションはScenarioModでは必須)

Windows 10 SDK バージョンの不一致によるエラー警告例の表示画面。

C++17を使いたい場合

ScenarioMod v2.7.9.6 以降は、C++17 (C++/CLI版) に対応しています。
C++17を利用したい場合は、ScenarioModのプロジェクトから「C++言語標準」を「ISO C++17 標準」に設定してください。

2021年現在、C++17の機能を利用したソース例も増えてきたため、C++17までカバーしておいた方が
ソースのコピペでエラーが出る可能性を抑えることができることでしょう。

C++20は C++/CLI に対しては2021/8月現在ではまだ利用できません。

プロジェクトプロパティでC++言語標準をISO C++17に設定している画面。

少し古いScenarioModを利用している人でも、
「ScenarioModプロジェクト」の「構成プロパティ」「C++」「コマンドライン」で、
以下のように、

/D "_HAS_STD_BYTE=0"

を付け加えれば C++17は使えます。

C++コマンドラインオプションに /D "_HAS_STD_BYTE=0" を追加している様子。