多くのフルカラー顔グラフィックを一括で減色する

概要

ddraw.dll用のフルカラー顔(0001.bmp~1300.bmp)を、一括で減色して、
8色(3bit)版を一気に作成する方法の解説、及び、ツールの提供。

ダウンロード

使い方

  • 必要な設定

    「Yukariソフト」のフォルダにパスを通す
    「Yukari」ソフトのフォルダにパスを通します。flexc のコマンドをどこからでも実行できるようにするためです。
    減色時に使うパレット(palette.bmp)」をkao_24bit(など、元となるフルカラー顔グラと同じフォルダ)に入れておく。

  • ConvertAllTo3Bit.batの実行

    ConvertAllTo3Bit.batをkao_24bit内に置いて、実行する。
    C:\kao_3bit フォルダに減色された顔が順次出力される。
    └(※「C:\kao_3bit」という 名前通りのフォルダ のこと。
    天翔記のフィルダ以下にある減色顔用のフォルダ⇒例:「C:\usr\tenshou95\kao_3bit」とか)を 指したものではない ので注意!!)

仕組みの補足

以下、簡易なスクリプト程度は理解できるものとします。
解説では、kao_24bit の*.bmpを全て減色したいものと仮定します。

理解すべきこと

必要なコマンドは

flaxc 元ファイル名 出力ファイル名 -Fpalette.bmp -D4 -L5 -B0

を kao_24bit内の全ての*.bmpに対して行えば良い。
これをどのようにスクリプトやバッチを組んで行うか? だけを解決すれば良い。

flaxc の仕様に関しては、Yukariソフトの「YukariNote.chm」に記載されている。

FLAXC.exe

  • 第二引数:出力ファイル名の絶対パス

  • 第三引数以降
    • -F"パレットファイル名"
      ⇒ 絶対パスもしくは相対パス、kao_24bit内でコマンドを実行するならパレットファイル名だけ(相対パス)でOK
    • -D4 ⇒ アニメーションパターン減色
    • -L5 ⇒ 強弱は真ん中
    • -B0 ⇒ ビットマップフォーマット
    • 出力先にファイルがすでに存在した場合には、このままでは上書しないので、
      再出力する前には、出力先のファイル全てを削除してから実行する。
      強制で出力先のファイルを上書きにしたい場合には、バッチファイル内のflaxcに渡しているオプションに「-R1」のオプションを加える。

.batファイルの例

(天翔記フォルダとは異なる場所に予め作った)「C:\kao_3bit」フォルダへと一括減色コンバート。

mkdir C:\kao_3bit
for %%A in (*.bmp) do (
    flaxc %%A C:\kao_3bit\%%A -Fpalette.bmp -D4 -L5 -B0
)

「ConvertAllTo3Bit.bat」は上記スクリプトまんまである。