最終更新日 2024-09-25

mrubyで書いてある「グローバル」変数を読み込む

概要

一般的用途

備考

例①

(カスタム駆動関数.cpp)
string 読み込み変数 = "デフォ"; // この変数に、外部データから値を読み込む

// 自分で定義した関数
void Myパラメータインポート() {
    // フィアルの読み取り&実行にかかる。必ず try ... catch
    try {
        MRUBY::Do_ファイル("ScenarioMod.rb"); // ScenarioMod.rb というファイルを「mruby言語解釈」して実行する。

    // 何か例外エラーが発生した
    } catch (MRUBY::例外型 e) {
        デバッグ出力 << "ScenarioMod.rbで何かエラー:" << e << endl;
        return;  // このレベルでエラーしてるのはまずい。パラメタ読み取り即終了。
    }

    // ここまできたら、ファイルが読み込め、mrubyとしても最低限実行できたようだ。

    // 変数の読み取りにかかる。必ず try ... catch
    try {
        読み込み変数 = MRUBY::Get_グローバル文字列("$test_var");
    } catch(...) { }

    デバッグ出力 << "変数:" << 読み込み変数 << endl;
}

void カスタム::On_起動時() {
    Myパラメータインポート();
}

そして、以下のように対象となるmrubyファイルを「天翔記フォルダ」に用意する。(文字コードはcp932 ≒ shiftjisにて保存のこと)

(ScenarioMod.rb)側
$test_var = "ズキュキュン太"

グローバル変数の読み込みは、「実数」と「文字列」の2つに対応している。

繰り返しとなるが、必ず「try...catch...」するのが必須である。

それを踏まえて、3種類の変数を読み込んでみよう。

例②

(カスタム駆動関数.cpp)
int 読み込み変数1 = 0;
double 読み込み変数2 = 1.5;
string 読み込み変数3 = "デフォ";

void インポート関数() {
    try {
        MRUBY::Do_ファイル("MySetting.txt");
    } catch (MRUBY::例外型 e) {

        デバッグ出力 << "MySetting.txtで何かエラー:" << e << endl;
        return; // このレベルでエラーしてるのはまずい。パラメタ読み取り即終了。
    }

    try {
        読み込み変数1 = (int)MRUBY::Get_グローバル数値("$test_variable"); // 返り値は小数形式の型なので、intにする
    } catch(...) { }

    try {
        読み込み変数2 = MRUBY::Get_グローバル数値("$test_double");
    } catch(...) { }

    try {
        読み込み変数3 = MRUBY::Get_グローバル文字列("$test_string");
    } catch(...) { }


    デバッグ出力 << "変数1:" << 読み込み変数1 << endl;
    デバッグ出力 << "変数2:" << 読み込み変数2 << endl;
    デバッグ出力 << "変数3:" << 読み込み変数3 << endl;
}

void カスタム::On_起動時() {
    インポート関数();
}

そして、以下のように対象となるtxtファイルを「天翔記フォルダ」に用意する。

(MySetting.txt)側
$test_variable = "5.7"       # Luaとは異なり、mrubyでは、暗黙の「数文字」→「数値」への変換は行われない。「例外」が発生し、この値は読み込まれない。
$test_double = "ジバニャン"  # "ジバニャン"を「実数」として解釈することは不可能である。「例外」が発生し、読み込み代入は行われないであろう。
$test_string = 13.55         # Luaとは異なり、mrubyでは、暗黙の「数値」→「数文字」への変換は行われない。 「例外」が発生し、この値は読み込まれない。