SafeDiskなど、Windows10以降では、国内KOEIゲームを中心に利用されていたドライバが動作しなくなりました。
これはセキュリティーの問題からマイクロソフト社が意図して外したものと公表済であり、
再びサポートが復活する、といったことはまずないでしょう。
このため、Windows10でこれらのゲームをプレイするためには、
・「仮想環境に古いOSを別途用意して、そこにゲームをインストールする」か、
・もしくは「ドライバのデジタル署名を書き換えて、Windows10のテストモードでプレイする」か
どちらかしか手段がありません。
ここでは、おそらく殆どの人が経験したことがないであろう、「ドライバのデジタル署名の書き換え」を説明します。
ドライバを署名する方法は大きく分けて2つあり
1つはMicrosoftの開発ツールを使い、正規の手順で自己署名すること
もうひとつはネット上の配布ツールを利用し、他者署名をしてお茶を濁す方法です。
代表的なものとしてはdseoなどがそれに相当します。
ここでは、応用が効き、リスクも特に無い知識を手に入れるという目的も兼ねて、正規の手順のみを紹介します。
makecert -r -pe -ss my -n "CN=%username%" %username%.cer certmgr.exe -add %username%.cer -s -r localMachine root certmgr.exe -add %username%.cer -s -r localMachine trustedpublisher以上で、署名がPCへと登録されました。
signtool sign -v -s my -n %username% -fd sha256 secdrv.sys
certmgr.mscと入力します。
signtool sign -v -s my -n %username% -fd sha256 secdrv.sysとすると、成功するはずです。
本筋は上述のように「重複している」署名を整理するべきなのですが、
何かに別目的で利用している、状況が不明、といった事情等で整理がどうしてもためらわれる場合は、
signtool sign -a -v -s my -n %username% -fd sha256 secdrv.sys
というように「-a」オプションを付け加えれば、適当に1つが自動で選択されるので、
大抵はうまく通すことが出来ると思われます。