インストール場所の変更

  • 概要

    本来 hmPy.dllやIronPython.dllは、秀丸本体と同じ場所に配置する必要があります。
    これは、「.NET Framework」での「.dll読み込み」の制限事項が関係しています。

    しかし、何らかの制限やポリシーによって、どうしても変更したいといった場合は、
    以下のような手順で実現することが可能です。

    お勧めはしませんが、「どうしても変更しなければならない」といった事情がある場合は、利用してください。

    変更例

    仮に「C:\test」というフォルダに「hmPy.dllとIronPydhon.dll」を配置した場合、以下のようなことをする必要があります。

    • 配置したいフォルダにdllコピー

      まずは、C:\testフォルダに、hmPy.dllとIronPython.dllをコピーします。

    • シンボリックリンクの作成

      秀丸本体のディレクトリに、「ironpython」という名前のシンボリックリンクを作ります。

      シンボリックリンクの先を「C:\test」とします。
      (※ショートカットではありません、シンボリックリンクです)

      ようするに、秀丸本体のサブディレクトリ「ironpython」があるかのように振る舞えるようにするのです。

      具体的には、

      • 管理者コマンドでプロンプト実行

        コマンドプロンプトを「管理者」で実行します。
        「管理者」で実行しなければシンボリックリンクは作成できません。

      • 秀丸のディレクトリに移動

        適当に「cd」などして、秀丸本体のディレクトリへと移動します。
        下の画像例では、「C;\usr\hidemaru」が秀丸のディレクトリの例となります。

      • シンボリックリンクを作成。ironpythonというシンボリック名は固定で必須

        下記の図のようにコマンドを打ちこみます。

        PICTURE
    • loaddllの書き方の変更

    • dllの位置が変更となったため、以下のように「ironpython」というサブディレクトリ名を加える必要があります。

      #PY = loaddll( hidemarudir + "\\ironpython\\" + "hmPy.dll" );